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一人でありたい。
あなたはそう言って、
私の前から消え去りましたね。
覚えていますか。
そうじゃなくても、
恨みはしません。
あなたにとっての私、は、
目に映る風景の一部品、
というにはいささかうるさすぎるノイズ
であったかもしれません。
仕方のないことでした。
きっとあなたもご存知のように、
私はあなたを愛してさえいたのです。
虚しいことではありました。
淋しいことでもありました。
それでも私は、
あなたに憎しみを注ぐことができずにいるのです。
リフレクトした愛を、無自覚に、ただただ無自覚に、
無表情に無邪気に
私は笑みとともに溶かしてきました。
とんだ茶番と思えたことでしょう。
それでも私は、
あなたと幸せでした。
そんな私から
不在のあなたへ一つ
呪いの言葉を送ります。
どうか一人ではあれませんように。
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