僕は基本的に僕が嫌いだ。
「応用的に発展的に好きになればいい」
それができれば苦労しない
「努力を払えよ」
労力でしかない ならば
「苦しみも悲しみも痛みも、甘美な果実となるだろう」
僕は僕が大嫌いだ
「他に好きなものは?」
何も無い、この世界は
糞と泥にまみれている
お前の視界が曇っているだけさ
こびりついている 眼球に
どう好意を抱けと
「愛着さ、執着さ。嫉妬と羨みさ」
憧憬や尊敬はどこにった
何も知らなくていいと その目玉を抉ったのは罰だったろう
「なぁ君、君は僕が好きか」
裏返しの表情は泣いている
「僕は君が好きだ」
裏返しの表情は泣いている
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