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止まった思考の先、言葉は続かない。
何を考えていたんだっけ? とメモ帳を繰り指先でペンを弄ぶ
そこに答えはない。
何も紡がない空白だけが羅列する。
留まった視線の先、音楽は流れない。
仕方がないので口ずさむ、一人芝居のハーモニー
たった一つの解を求めて、数式を並べたてていたころが懐かしい。
旅立ちを求める夢を見たけど、つまるところほしいのは改革ではなく安寧だ。
巣立ちではなく。塒を求めて飛び立つだけ。結局それだけのことならば。
とどまった思考の先、よどみは流れない。
去ることを拒むのか行くことを避けるのか。
何にも連ならない葬列が絶え間なく流れてゆく。
望んでいたのはこれなのだ。たとえ錯覚でも。
指の先から落ちたペンの先端が潰れる。
もはやインクは流れない。行き場をなくしたプラスチックが感謝をこめて捨てられる。
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