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聞き飽きた歌を口ずさむ、隣立つ君 溺れた者のように掴んだかりそめは 案外わたしにやさしかった すれ違うホームで降りて 降り出した雨に口を開けて待っていた神さまのほおったキャンディ コーヒーとバターブレッドが香る店舗の前を行き過ぎ、 傘を待つ君に指し示す 口ごもったのは後ろめたかったから 目を見つめたのは信じさせたかったから 舌の根の乾かぬうちに笑うの 君は案外、わたしに容易くだまされてくれた
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