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好意を伝える言葉が喉につっかえている。胸をふさいでいて苦しい。
飲み下すために上を向く。涙がこぼれないように、ではないよ。
ふさぐのは瞼じゃないね、あなたの両手
爪を切ったばかりなの、わたしの右手
嚥下したのは「I love you」だけだったかな。
死んでもいいよって叫んだって
そこに含まれているものが、唯一だなんて
ちょっとわたしには考えられない
君はそのとき 左側に居たっけね
わたしが俯いてしまって 君は
何を考えていたんだろうね 悟ったのかしら
そうじゃなかったらうれしい
そうであったとしても かまわないけれど、ね
拒絶を彩る文章が脳内を渦巻いている。自己嫌悪が心臓をうって苦しい。
目を合わせないために下をみる。居心地が悪くって、ごめんね。
ふさぐのは空白ではなく隙間よね。
でもね、爪を立てないようにするのが精いっぱいだった。
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